ESCO・エネルギーマネジメントセミナーに参加しました

今日は「スマートな省エネを実現する ESCO・エネルギーマネジメントセミナー」に参加してきました。

セミナーのサブタイトルは「低炭素社会の実現に向けて、継続的な省エネを今こそ実行」とあります。これから地球温暖化対策の流れは避けがたいものと予測されており、地球で暮らす我々は、そのことをきちんと考え、対策に取り組んでいかなければなりません。今回のセミナーでは「従来型の設備改修、省エネ投資に潜む盲点を明らかにし、安定的なコスト削減を可能にする戦略について」ということで、私にとっては苦手な分野ではありますが、がんばってお話を伺ってきました。

最初の講演は一般社団法人ESCO・エネルギーマネジメント推進協議会 代表理事の中上氏による基調講演「我が国の最新のエネルギー政策の動向」でした。日本政府も国際社会の一員として、パリ協定に基づき、2030年のCO2排出量削減目標達成のために様々な施策を行っています。今年7月には「第5次エネルギー基本政策」が閣議決定され、2030年に向けた取り組み、その先の2050年への目標が盛り込まれたそうです。2050年の目標は、温室効果ガス排出量80%削減。そのために日本政府はどんな手を打つか、どう考えているのか。さらに省エネ先進国であるヨーロッパ各国ではどのように省エネ政策が行われているのか、など……。資料ではわからないリアルなお話、大変勉強になりました。

続いてエネルギーマネジメントに活用できる新しい手法「コミッショニング」の概論、「攻めの省エネチューニング」のお話、エネルギーマネジメントの事例紹介を伺いました。特に事例紹介は、具体的に何を目的に省エネ設備導入を行い、どのような手順で対策してどんな成果が得られたか、を具体的に知ることができました。

来年は当オフィスでも、省エネサポートに取り組んでいきます。引き続き情報収集と勉強を続けて直近でできることを正しく把握して、関係各所に展開していきたいと思います。