2023年4月の約1週間、ドイツに出張してまいりました。
展示会「ハノーバーメッセ」と、ドイツの板金機械メーカー「トルンプ」本社の取材、ポルシェの工場見学など盛りだくさんの行程となりました。

アラスカ上空経由、約14時間のフライト

今回予約したのは、ルフトハンザ航空の羽田ーフランクフルトの直行便でした。

いろいろあるロシアを避けてのフライトだったため、羽田を出発してしばらくすると、「目的地までの距離」がどんどん伸びて遠くなっていき……アラスカ上空まで約5時間。そこから北極上空を通過して、フランクフルトまでは実に14時間もかかってしまいました。

コロナ前はヘルシンキ経由だったので、9時間+2時間くらいでかなり楽だったことを思い出しました。

しかし途中、アラスカ上空でオーロラを目撃しました。残念ながら写真には写りませんでした。

ハノーバーメッセ2023

メインエントランス前で

最初の取材先、ハノーバーメッセ2023は、2023年4月17~21日の5日間、ハノーバー国際見本市会場で開催された世界最大級の製造業のための国際展示会です。

東京ビッグサイトの5倍ほどの広さの展示会場に、今年は4,000超の出展者が出展。13の産業分野でデジタル技術や持続可能な産業に関するソリューションを紹介し、世界中から13万人以上が来場しました。

今回は、最近お客様からのご要望が多いカーボンニュートラル関連の情報収集をメインに、その他ドイツ・ヨーロッパの製造業の状況を見てきました。

今年の注目のキーワードとしては、「AIと機械学習」「カーボンニュートラル」「エネルギーマネジメント」「水素と燃料電池」「5G」「インダストリー4.0」などが挙がっていました。また、出展分野としては、オートメーション技術、モーション技術、デジタル技術、水素や燃料電池を含むエネルギー関連技術、産業用部品・部材、真空技術、コンプレッサー、イントラロジスティックス、研究段階の基礎技術など、基礎技術・要素技術とその活用に関する展示が多く見られました。

展示会のレポートは月刊「プレス技術」2023年8月号に掲載されます。

トルンプ ドイツ本社

トルンプは2023年で100周年を迎えます
本社併設のSmart Factory
全編英語で取材しました

シュトゥットガルト郊外にあるトルンプ株式会社のドイツ本社に取材にお邪魔しました。インタビューの後でSmart Factoryを見学させていただき、日本のトルンプユーザーにも有益な情報を入手できたと思います。

このレポートは月刊「プレス技術」2023年7月号に掲載されます。

追記:こちらのページから記事をダウンロードできるようになりました。

ポルシェ ミュージアム&工場見学

ミュージアム前ではポルシェが飛んでいました。奥の建物が工場
歴代のポルシェ車がずらっと並んでいました。壮観!
CARSペイントのポルシェも!

同じくシュトゥットガルト郊外にあるポルシェミュージアム&工場見学に行ってきました。

事前申込が必要ですが、ポルシェミュージアムから工場見学ツアーが開催されています。当然ながら工場内は撮影不可でしたので写真でお伝えできないのが残念ですが、911の次にカイエン、次にパナメーラ……と、全然違う車種・色の車が1台ずつ流れてくる組立ラインは大変勉強になりました。こちらは現在記事化の予定はありませんが、ご要望があればお客様のところでご説明しています。

ドイツの町並みなど

ハノーバーメッセに通う拠点にしたツェレの町並み
ドイツ国内は鉄道で移動しました
シュトゥットガルト図書館

という感じで、忙しいながらも充実した取材活動をすることができました。

以上、ものづくりライターの新開でした!

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