先日、常滑市に2019年8月30日ににオープンする愛知国際展示場、通称「Aichi Sky Expo」の施設見学会に行ってきました。
毎年、大小、国内外合わせて約20展の展示会を訪問し、各地の展示会場で主催や出展も経験している新開としては、地元にできる新しい展示会場をぜひチェックしておく必要があります!
空港直結! アクセス抜群の展示会場
さて、こちらの展示場、中部国際空港の空港島の中にあり、セントレアから徒歩10分程度とアクセスは抜群。海外からも、国内の遠方からも、飛行機で来場いただけます。東京・大阪の方は、新幹線+電車になりますが、それでも駅近で便利です。
しかも、日本唯一の常設保税展示場とのこと。つまり、海外の出展者が設備や見本を展示して持ち帰る手続きが、通常の手続きよりも簡単になります。かなり大きなポイントですね。
大規模展示会にも対応可能な広さ
気になる会場のスペックについては、
- 天井高さは20メートル
- 展示ホールA~Fの広さは、60,000平方メートル
- 会議室・ビジネスセンターも完備
と十分な感じです。詳しく見て見ましょう。
そして、連結して使えるB~Fホールは、今年使えなくなってしまった東京ビッグサイトの東1~3ホールに匹敵する広さがありそうです。ある程度大規模な展示会でも、キャパシティ的には大丈夫だと思います。
配管・配線用のグレーチングも多めに配置されているので、レイアウトや施工もやりやすそうですね。
改善すべき3点とは……
さて、国内外各地の展示会場を見てきた立場から見た課題は以下の3点です。
- フードコートが小さい
- ローディングエリアがキャパ不足では??
- コインロッカーが見当たらない
この中で最も気になるのは、おそらくフードコートが小さすぎて、大規模なイベントではランチ難民が大量発生しそうな点です。キッチンカーを集めてしのぐつもりかもしれませんが、食べられるスペースも少なそうなので、早急に対応した方が良いかと思います。
また、ローディングエリア(搬入・搬出ゾーン)も、もう少しスペースがあってもいいかも? という気がしました。設営・撤収の時にはこのエリアのキャパが作業スピード、展示内容に大きく影響します。写真では広いように見えますが、展示会場が十分に広いだけに、機械系の大規模展示会の設営では物足りないかもしれません。もっとも、これより狭い展示会場もたくさんあるので、「よくがんばった!」と言いたいと思います。
3つめのコインロッカーについては、空港直結というロケーションからいって、クロークやコインロッカーは必須だと思います。いや、見つけられなかっただけかな……? 本当はあるのかもしれません。
まとめ
日本のものづくりのメッカである我らが愛知県に、しかも私の出身地の常滑に、このような施設ができてうれしい限りです。これから、海外からの出展が多い環境系の展示会などは、Aichi Sky Expo での開催が増えてくるかもしれません。ものづくりの展示会も、ここでたくさん開催されたらうれしいですね。
愛知国際展示場 Aichi Sky Expo
https://www.aichiskyexpo.com/
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