今日は豊橋駅から市電に乗って、来週から公募が始まる「新あいち創造研究開発補助金」の説明会に行ってきました。

今年で5年目のこの補助金、対象が研究開発と実証実験に限られており、単純な設備投資には使えないのでちょっとハードルが高くなっています。今年の予算は5億円で、実は過去5年間の採択率は60%とかなり高いので、愛知県内に研究開発拠点がある企業は注目したい補助金です。公募は3/21~4/7、3週間の短期決戦です。

そして今日の説明会では、公募要領ではわかりにくいお話が複数ありました。中でも驚いたのは補助率、交付率の話です。

この補助金の補助率、中小企業は2/3なので、例えば1500万円の事業であれば補助金額は1000万円。一般的な補助金制度なら、1000万円が交付されます。しかし「新あいち」では、ここに何故か交付率というのをかけるそうです。前回は中小企業は80%だったので、結局もらえる補助金は800万円。

ん? なんだその交付率って? 採択額の満額を交付してくれないってこと?

しかもこの交付率というのは締め切り後、審査の過程で調整するらしいので、応募の時点では結局いくら交付されるかわからないということでした。そんなことどこにも書いてないじゃん! と内心バタバタしてしまいました。採択額と交付額が数百万円単位で変わってしまうと、事業者側の資金計画や事業の内容も大きく変わってくる可能性があります。大事なことなので、公募要領に分かりやすく明記するべきだと思いました。

それでも最高1億円までの研究開発を補助してくれる制度は現在ほかにありませんので、研究開発の計画がある企業は検討の価値ありです。オフィス・キートスでもお手伝いできますので質問等ありましたらお声がけください。

ところで、今日豊橋の市電に初めて乗ったので、思わず写真を撮ってしまいました。豊橋の市電といえば、おでんが食べられる「おでんしゃ」、ビールが飲める「ビール列車」など、魅力的な企画があります。次はぜひそちらでもお邪魔したいと思います。

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新開
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