こんにちは! ものづくりライターの新開です。2023年1月下旬、電動大型車両の開発・製造で最近話題の「株式会社EVモーターズ・ジャパン」さんの、北九州市にある本社を訪問しました。
独自の電池制御技術で商用EV車の道を拓く国産メーカー
EVモーターズ・ジャパンは、バス・トラック・トライクなどの商用電気自動車に特化し、開発・製造・販売までを手がける日本の自動車メーカーです。この日はお会いできませんでしたが、代表の佐藤社長は30年以上にわたりバッテリー、モーター、インバータ制御システムの開発に携わってこられた方。独自のインバータ制御技術で電池の稼働効率を上げて、長持ち、長寿命を実現し、過酷な使用環境が想定される商用自動車の分野での電気自動車の普及に取り組んでいます。
電池で動くために専用設計されたバス
この日は本社で充電中だったバスを見学させていただきました。EVモーターズ・ジャパンのバスの一番の特徴は、「電池で動くために設計・開発された」というところ。既存のバス/トラックメーカーの車両は、エンジン車のボディの駆動部分を電池に置き換えた製品が一般的ですが、EVモーターズ・ジャパンのバスはEVのために専用設計されています。そのため車両を軽量化により長寿命・軽量ボディを実現し、商用車に欠かせない航続距離アップとバッテリーの長寿命化を図ることができたとのことです。実際、航続距離が200kmなので、コミュニティバスとしては十分に実用可能な仕上がりになっています。
今後のEVモーターズ・ジャパンの展開を伺ったところ、2023年秋には北九州市に、テストコース、自動運転コースを併設した量産EVの最終組立工場を建設予定とのこと。コミュニティバスとしての導入も各地で進んでいるようです。
直近では、2023年4月12日(水)~14日(金)にインテックス大阪で開催される「関西物流展」で、新製品の商用車(小型物流トラック)を出展予定です。気になる方は是非、会場でチェックしてみてくださいね。
関西物流展 2023年4月12日~14日 @インテックス大阪
https://kansai-logix.com/
以上、ものづくりライターの新開でした。
【取材協力】
株式会社EVモーターズ・ジャパン
福岡県北九州市に本社を置く国産商用電気自動車メーカー。商用EV向けに専用設計したバス、トラックでゼロ・エミッション社会の実現を目指して活動している
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