ものづくりライター新開がお届けするものづくりブログ、今回は金属加工全般で出てくる「バリ」についてお届けします。
そもそもバリって何?
金属を切断/切削/せん断等の加工するとき、切断面や端面に残るギザギザの突起のことを「バリ」と言います。日本語っぽく使われていますが、実は語源は英語の「burr」が転じて日本語として定着した言葉です。バリは素材を切削/切断/せん断加工していく過程で、素材の変形によりどうしてもできてしまうものです。が、これが金属加工においていろいろな悪さをするため、バリはいつも嫌われ者です。
バリが引き起こす問題の数々
加工部品にバリがあると、いろいろな不具合につながります。
- バリに手に触れると怪我につながる
- バリが引っかかって製品不具合につながる
- バリが邪魔して組立時にまっすぐ固定できない
- バリがあると正しい製品寸法を測定できない
などなど、バリがあっていいことは一つもありません。製品の安全性・品質確保にはバリ取りが不可欠なのです。
ということで、次回はバリの除去「バリ取り」について、お話します。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 脱炭素・カーボンニュートラル2024年10月26日「先進事例に学ぶ!中小企業のカーボンニュートラル(CN)実践」セミナーを聴講
- メディア掲載2024年10月20日型技術 工場見学レポート「製造AIと完全自動化マシニングセンタ」
- 展示会2024年10月19日モノづくりフェア2024 @マリンメッセ福岡 (2024/10/16~18)
- 講演実績2024年10月16日モノづくりフェア2024 セミナー「展示会出展の極意」