こんにちは! ものづくりライターの新開です。2017年9月17日からドイツ・ハノーバーで開催された世界最大規模の金属加工の展示会「EMO Hannover 2017」から現地レポート第2弾をお届けします。

さて、EMO Hannoverは世界最大規模の展示会ということで、会場もホールも展示内容も、とにかく大きくてダイナミックです。中でも特にダイナミックだった「大きいもの」をご紹介します。

まず大きかったのが会場。前回も少し触れましたが、1ホールがビッグサイトよりも大きく、それが17ホール、出展者で満員御礼でした。

では設備を見ていきます。まず、トラックのエンジンなど大型部品を3次元加工できるSORALUCE社の三次元加工機。機械の大きさもさることながら、なんとオペレーターが左手のゴンドラに乗っているのに驚きました。オペレーターも動きながら、というか揺れながら操作していて、なんだか酔いそう…… と思ってしまいました。

次も同じSORALUCE社の3次元加工機。デモでは切削油があまりにも大胆に噴射されていました。

次にシュトゥットガルト近郊にある工作機械メーカーSHV社の大型マシニングセンター。写真の真ん中にオジサンが入ってしまいましたが、逆に大きさが伝わりますでしょうか? 高さ5m以上あるこの設備がSHVのラインアップの中ではミドルサイズ。大きいものは高さ8m、最大加工長さ10M以上とのことで、担当の方は会場に入らなかったことを残念がっておられました。風力発電の部品や船のシャフトなど、大型部品の加工に使われているそうです。

次も大きかった。FRASMASCHINEN社の三次元加工機は、加工範囲X軸10000㎜、Y軸、Z軸1500㎜ の三次元でした。

続いてDAVI社の巨大なロールベンダー。こんな分厚い鉄板を曲げられるということに驚きましたが、設備も大きすぎて二度びっくり。どこかにニーズがあるのでしょうね。

という感じで大きい!と思った展示を順番に撮っていったのですが、最後に一番大きくて感動すら覚えたのがこちら、DMG森精機のブースというか、ホール。会場内の2番ホールが1ホール丸ごとDMG森でした。客数も多く、日本勢の海外での活躍に元気をもらった気持ちになりました。

以上、ものづくりライター新開でした。

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